固定給以外にも営業成績次第で収入がアップするケースが多いタクシーの乗務員。より多くの収入を目指すなら、日勤よりも夜勤がポイントです。しかし、夜勤にはデメリットも。まずは日勤と夜勤の違いを知り、メリットとデメリットについて理解しておきましょう。
日勤とは朝から夕方までの勤務、夜勤は夜から深夜、早朝までの勤務のことを指します。一般的にタクシーの乗務員は、日勤よりも夜勤のほうが高収入というケースが多いです。その理由の一つには、タクシーの割増料金があります。深夜から早朝にかけてはタクシーの料金が割増しとなるため、同じ距離を走行したとしても、日勤よりも多く収入を得られるのです。
また、タクシーの需要は場所によっては夜間のほうが多く、電車やバスの運行が終了した後の交通手段として利用してもらえる可能性が高くなります。公共交通機関がなければタクシーで帰宅するしかなく、割増料金であってもタクシーの需要は増加するのです。
タクシー運転手としてより多くの収入を得たい人には夜勤がおすすめです。深夜はタクシー料金が割増しになるので、昼間と同じ距離を走行したとしても料金は上がるのです。夜の繁華街では終電を逃してしまった方も多く、場所を選べばより多くのお客さんを獲得できるチャンスがあるでしょう。
地域にもよりますが、深夜は繁華街から郊外の自宅へと帰宅する人がタクシーを多く利用します。そのため、一度の乗車でかなり長距離を走行することも。長時間の運転は体力を必要としますが、その分多くの売り上げを獲得できることでしょう。
夜勤は出社時間が遅いため、朝が苦手な人にもおすすめです。夜勤として働けば、早起きをする必要も無くゆとりをもって出社できるようになるでしょう。また、役所や銀行などは夜には閉まって利用ができなくなるため、仕事のない時間にそのような施設を利用できることも夜勤ならではのメリットと言えます。
夜は日中と比較するとお客さんとのトラブルの可能性が高くなります。特に多いのは、酔っぱらったお客さんとのトラブルです。深夜は飲み会帰りのお客さんも多く、ときには泥酔している方を乗せることも。暴言や暴力を振るわれるケースも注意が必要です。また、酔っていて財布を持っていない、目的地がしっかり伝わらないなどのトラブルがあることも理解しておくようにしましょう。
夜勤を続けることで生活リズムが崩れてしまい、体を壊してしまうという可能性があります。また、勤務中に急激な眠気に襲われたり、体調を崩してしまうと危険です。会社によっては日勤と夜勤を交互にこなさなければならない場合があったりと、生活リズムを整えることが難しくなります。夜勤を選ぶ場合は、健康管理には十分気を付け、無理のない働き方をこころがけるようにしましょう。
割増料金によって昼間よりも効率よく稼げる夜勤ですが、タクシーの利用客がいなければ意味がありません。都心や繁華街では、深夜でも自宅に帰るお客さんを乗せることが可能ですが、地方やオフィス街など場所によっては深夜の利用客がいない場合も。夜勤として働く場合は、昼と夜のタクシー利用率を比べて、より多くの乗客を期待できる場所選びが大切です。
タクシー運転手の夜勤は、メリット・デメリット両方が存在しています。夜間の走行は生活リズムの乱れやお客さんとのトラブルなど様々なデメリットが考えられますが、とにかく収入を増やしたいのであれば割り増し料金がある夜勤がおすすめです。自分がどういう働き方をしたいのか。日勤と夜勤の特徴をよく理解したうえで、自分に合った働き方を検討するようにしましょう。
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祝い金
15万円
働き方
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働き方
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働き方
昼勤/夜勤
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